Q&A
よくある質問
基本の育て方
お部屋の温度や水やりなど、
胡蝶蘭の基本的な育て方についてのご質問
- 胡蝶蘭を育てるのに最適な温度は?
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胡蝶蘭にとって理想の温度は、15℃~25℃の人間が過ごしやすい環境です。胡蝶蘭は熱帯から亜熱帯地方に生息している植物です。そのため、日本の冬の寒さにはとても弱いです。5℃を下回ると、凍傷になり一気に枯れてしまいます。
凍傷になってしまうと、再び元気になる可能性は低いため置き場所には気をつけましょう。
※冬の窓際は気温が下がりやすいのでご注意ください。
- 日当たりが良い場所に置いた方がいいですか?
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胡蝶蘭にとって理想の光は、光に手をかざし、指の影がぼやけるぐらいです。はっきり見えたら強すぎです。植物だからといって太陽の光が直接当たる所は避けましょう。間接的な光や室内光でも十分育ちます。
もともと胡蝶蘭は、熱帯から亜熱帯地方の密林の樹木の上に生息しています。その環境は、木漏れ日程度のやさしい光が差し込む場所です。そのため、胡蝶蘭に太陽の強い光を直接当てると葉が焼けてしまい、枯れてしまいます。
- 風通しの良い場所で育てた方がいいですか?
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風通しの良い場所に飾ってあげましょう! 無風の密閉した場所だと、成長しにくくなります。 胡蝶蘭は樹木の上に生息する植物です。それは、そよ風が大好きな植物ともいえます。胡蝶蘭は常に空気が少し動く環境の方が元気になれるのです。
暖房の風が直接当たる場所は避けなければいけません。これをやってしまうと、すぐに花が枯れてしまいますので最も注意すべきポイントです。
- 湿度の管理は必要ですか?
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基本的に日本の気候であれば、心配ありません。理想の湿度は40%以上ですが、無理して調整しなくても問題ないのでそこまで気を遣う必要はありません。
冬場で暖房が効いている室内は乾燥し過ぎてしまい、花が傷んでしまう可能性があります。その場合は加湿器を利用する手もあります。
※加湿器の熱風が直接当たるのは避けましょう。
- 水やりはどれくらいの頻度がいいですか?
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週に1回たっぷりでOK!
小さな胡蝶蘭の水やりは何よりも頻度が大切です。胡蝶蘭を枯らしてしまう理由の1つは、水の与え過ぎです。 樹木の上で育つ胡蝶蘭の根は、そもそも水をそんなに必要としていません。可愛いからと毎日水やりをしてしまうと根が腐ってきてしまいます。「マメな人ほど枯らしてしまう」のが胡蝶蘭です。 お水のあげ過ぎには気をつけてください。
胡蝶蘭stationでは、水やりについてより詳しく紹介しています。
《もっと詳しく知りたい》
- 肥料はどのようなものを選べばいいですか?
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基本的に、胡蝶蘭に肥料は必要ありません。
元々は栄養を吸収しにくい、樹木の上で育っているくらいです。肥料は必要なく、水を与えるだけで十分です。水の中に含まれる栄養を吸収して育ってくれます。特に花が咲いてる期間は、植物の生長が盛んなわけではないので、肥料は必要ありません。
胡蝶蘭stationでは、肥料についてより詳しく紹介しています。
《もっと詳しく知りたい》
- 季節に合わせて置く場所を変えた方がいいですか?
症状別お悩み
葉や根など、
胡蝶蘭の見た目の変化についてのご質問
葉の状態
- 葉が黄色くなったら?
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一番下の葉は、自然と枯れてきます。無理やり取らず、軽く引っ張ってとれるようになるまでつけておいてください。
- 葉がぶよぶよになって、腐敗臭がします。
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軟腐病という病気です。高温(33度以上)・多湿時に多く発生し、細菌が原因の病気です。基本的に発症してしまったら直す事がとても難しい病気です。
発症している患部を、株元よりに近い位置で大きめに切り取り早めに乾燥させてください。処置後10日くらい経過して、新たに発症してなければ大丈夫です。
- 葉っぱに黒い斑点ができたり黄色くなってきたら?
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凍傷か日焼けの可能性があります。凍傷の原因は、胡蝶蘭を置いている場所が「寒い場所」か「朝夕の気温が低くなる場所」にある事です。日焼けの原因は、胡蝶蘭に直射日光が当たっている事です。
葉が一枚でも残っていれば生きている可能性が高く、まだ復活する可能性があります。胡蝶蘭をよく観察し、早い段階で寒い場所や直射日光の当たる場所から移動させましょう!
- 葉がシワシワになったら?
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水切れしている状態です。バケツに水を張り、鉢・株ごと水につけて半日ぐらいおいてください。数日すると徐々にハリが戻り回復していきます。
根の状態
- 伸びた根はどうしたらいいの?
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基本的にはそのままにしておいてください。もし見栄えがきになる場合はカットしてOK
- 根が黒くなってしまったら?
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一度黒くなってしまったら戻りません。水のやりすぎ、水分が多い状態での低温・高温による蒸れが原因です。
胡蝶蘭自身がその根を不要と判断し、枯らせている事もあります。根腐れに過剰に反応は必要ありません。
花の状態
- 花がすべて枯れ、葉も花茎も茶色になってしまったら?
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根を確認してください。根に張りがあり緑色・黄緑色・白色しておれば生きており、元に戻る可能性があります。
- つぼみが枯れてしまったら?
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枯れてしまったつぼみは戻りません。水切れ、急激な温度変化、乾燥などが原因と考えられます。
- 花の色があせてきてしまったが、大丈夫ですか?
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黄色系・黄赤系の品種には、開花してから時間が経つと色があせて来る品種は多いです。その状態で、すぐに枯れることはありませんので安心してください
胡蝶蘭が病気かもとご心配の方
- 白いカビが胡蝶蘭についた場合は?
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カビ自体が胡蝶蘭に悪さは殆どしませんが、気になるようでしたらキッチンハイターを少し入れた水をかけてみてください。
- カイガラムシがついてしまった場合は?
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虫には薬剤散布をお勧めします。薬剤「モスピラン」を散布してみてください。
- 胡蝶蘭にはどんな病気がありますか?
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胡蝶蘭stationでは、胡蝶蘭の病気についてより詳しく紹介しています。
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その他のお悩み
- ペットが胡蝶蘭を食べてしまいました。
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ペットが胡蝶蘭の花や葉を食べてしまっても毒性はありません。もし食べてしまっても安心してください。ただし、普段食べないようなものを食べるとお腹を壊してしまったり、いつもとうんちやおしっこが違ったりするかもしれません。その場合は、手の届かないところに胡蝶蘭を置いて、一日様子を見てあげてください。
ペットも人間と同じです。変なものを食べて下痢になってしまった一過性のものか、内臓の疾患による下痢なのかは様子を見てチェックする必要があります。
胡蝶蘭stationでは、ペットが胡蝶蘭を食べてしまった場合についてより詳しく紹介しています。
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花が終わった後
花が枯れた後のご質問
- 花が枯れてしまったら?
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枯れてしまった花は戻りません。花は枯れるものです。次の花を咲かせましょう。
- 次の花を咲かせるにはどうしたらいいですか?
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花がしおれた後に、花茎を切りましょう。花茎を切る位置には花がついていたところに1番近い節を残してその節の上で切るとその節から花芽がでやすく、2回目の花につながります。胡蝶蘭は多年草の植物で、生命力の強い花です。次の花を咲かせるための準備をしましょう。
胡蝶蘭stationでは、次の花を咲かせるための方法をご紹介しています。
《1年に2度花を咲かせる方法》
《来年また花を咲かせる方法》